アルフレッド・テニスン
初代
生涯と作品 [ 編集 ]
リンカンシャー州
サマズビーに牧師の子として生まれる。1831年まで
1832年に学友の
アーサー・ヘンリー・ハラム
と大陸を旅行するが、その翌年にハラムが急死し、強い衝撃を受けて彼を弔う長詩『イン・メモリアム』(
In Memoriam A.H.H.
)を書き始め、十数年にわたる自己の思想の成長をも織りこんで1849年に完成させた。友人の死と
進化論によって揺れ動く信仰をうたった詩であり、序詩は「つよき神の子、朽ちぬ愛よ」として讃美歌275番に収録されている
[1]
[2]
。1842年『Poems by Alfred Tennyson』で名をなし1845年に年金を授与された。1847年に叙事詩『The Princess』を発表し、
1855年『Maud』、1859年から1864年にかけて
1892年に死去し、ウェストミンスター寺院に埋葬された。葬式では愛唱した讃美歌「聖なる、聖なる、聖なるかな」が歌われた。次男 ハラム (後の第2代オーストラリア総督)が爵位を継いだ。現在、テニスン男爵の爵位は6代目の デイヴィッド・テニスン (1960年生まれ)が継承している。
日本語訳された著書・作品集 [ 編集 ]
- 『アーサー王物語』菅野徳助、奈倉次郎訳註、三省堂
- 『イーノック・アーデン』長谷川康訳、1925年 [1]
- 『イノック・アーデン』入江直祐訳、岩波文庫、1933年
- 『イン・メモリアム』入江直祐訳、岩波文庫、1934年
- 『女子大学』深江種明訳、東西社、1907年12月
- 『イノックアーデン』長谷川康訳、建文館、1911年5月
- 『テニソンの詩』片上伸訳、隆文館、1920年
- 『イノック・アーデン』幡谷正雄訳、交蘭社、1924年
- 『テニスン小曲集』幡谷正雄訳、交蘭社、1925年
- 『皇后の告白』滝内秀綱訳、青生書院、1926年
- 『テニスン詩集』吉川則比古訳、文英堂書店、1926年
- 『テニスン詩集』井口正名訳.聚英閣、1926年
- 『イーノック・アーデン』田部重治訳、新潮社、1940年、のち角川文庫
- 『イーノック・アーデェン』竹村覚訳、デパート旭屋出版部、1948年
- 『テニスン詩選』入江直祐訳.新月社、1948年
- 『イーノック・アーデン 漁村哀詩』酒井賢訳、堀書店、1949年
- 『テニソン新詩集』 三浦逸雄訳、日本文芸社、1967年
- 『テニスン詩集 対訳』西前美巳編、岩波文庫(イギリス詩人選)、2003年4月
- 『イノック・アーデン』原田宗典訳、岩波書店、2006年10月
- 『イーノック・アーデン』原田俊孝訳、成美堂、2007年3月
- 『シャロットの姫 詩の絵本』ジュヌヴィエーヴ・コテ絵、長井芳子訳、バベルプレス、2009年10月
脚注 [ 編集 ]
参考文献 [ 編集 ]
外部リンク [ 編集 ]
- テニソン アルフレッド:作家別作品リスト - 青空文庫
-
幡谷正雄訳 イノック・アーデン
-
物語倶楽部のインターネットアーカイブ。 -
Biography & Works (public domain) - Online copy of 'Locksley Hall'
- Selected Poems of A.Tennyson
- The Twickenham Museum - Alfred Lord Tennyson in Twickenham
宮廷職 | ||
---|---|---|
先代 ウィリアム・ワーズワース |
桂冠詩人
1850年–1892年 |
次代 アルフレッド・オースティン |
イギリスの爵位 | ||
新設 |
初代テニスン男爵
1884年–1892年 |
次代 ハラム・テニム |