シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(Sylvius Leopold Weiss, 1687年 10月12日 ブレスラウ - 1750年 10月16日 ドレスデン)は、ドイツ後期バロック音楽の作曲家・リュート奏者。父親のヨハン・ヤーコプもリュート奏者だった。地元の宮廷に仕えた後、ローマやドレスデンで活躍した。1686年誕生説もあるが、資料の裏づけから実際に1687年に生まれたことが分かっている。名は“Silvius”、姓は“Weiß”という綴りもある。
生前は最も有名で、かつ技術的に最も洗練されたリュート奏者であった。トレモロ奏法の発明者[
要出典
]。多産なリュート曲の作曲家でもあり、約650曲以上(未考証を含めると約850曲)を残した
[1]
。ヴァイスの作品の多くは、ソナタや組曲、舞曲などに分けられる。室内楽や
作品の整理番号には、Smith番号(Sm 1〜580)、Klima番号(Klima 1〜399)、WeissSW番号(WeissSW 1〜853)がある
[2]
。
後半生においてヴァイスはヨハン・ゼバスティアン・バッハと親交を結んだ。ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルトは、2人が即興演奏を楽しんだとする言い伝えを記録している。
ヴァイスの息子ヨハン・アドルフ・ヴァイスは、ドレスデンの宮廷リュート奏者として彼の跡を継いだ。