パムモーン

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パムモーン古希: Πάμμων, Pammōn)は、ギリシア神話の人物である。 長音を省略してパムモンとも表記される。トロイアーの王プリアモスの50人の子供の1人 [1] [2] [3] アポロドーロスによると母はヘカベーであり、ヘクトール パリスデーイポボスヘレノスポリーテースアンティポスヒッポノオスポリュドーロス トローイロスクレウーサラーオディケーカッサンドラーポリュクセネーと兄弟 [2] ヒュギーヌスのリストには含まれていない [4]

神話 [ 編集 ]

ホメーロス叙事詩イーリアス』によると、トロイア戦争メーストール、トローイロス、ヘクトールが戦死したため、パムモーンは他の8人の兄弟ヘレノス、パリス、アガトーンアンティポノス、ポリーテース、デーイポボス、ヒッポトオスディーオスともども、プリアモスから叱責された [5]

その後、ミューシアテーレポスの息子エウリュピュロスが軍勢を率い救援に駆けつけると、パムモーンはパリス、 アイネイアース、プーリュダマース、デーイポボス、パープラゴニアの武将アンティコスらとともに、エウリュピュロスによって第一線で戦う武将として選抜されたが [6] 、戦闘で小アイアースの部下アルキメデースの投石によって戦車御者ヒッパシデースを失った [7] 。パムモーンはその後も戦争を戦い抜いたが、トロイアー陥落の際に、兄弟のポリーテース、アンティポノスとともにネオプトレモスに討たれた [8]

脚注 [ 編集 ]

  1. ^ 『イーリアス』24巻250行。
  2. ^ a b アポロドーロス、3巻12・5。
  3. ^ クレータのディクテュス、2巻43。
  4. ^ ヒュギーヌス、90話。
  5. ^ 『イーリアス』24巻247行-264行。
  6. ^ スミュルナのクイントゥス、6巻317行。
  7. ^ スミュルナのクイントゥス、6巻562行。
  8. ^ スミュルナのクイントゥス、13巻214行。

参考文献 [ 編集 ]