パラ・ドーロ
パラ・ドーロ(Pala d’Oro)はヴェネツィア、サン・マルコ寺院の祭壇の後ろに飾られた金色の背障のこと。
パラ・ドーロは2つの部分から構成されている。
下の部分は福音記者マルコの物語、ヴェネツィア共和国元首(ドージェ)の肖像、『全能者キリスト』を描いた琺瑯(ほうろう)。1102年、ヴェネツィア共和国総督オルデラッフォ・ファリエリの命令で、コンスタンティノポリスの名工たちがアンテペンディウム(祭壇の前飾り)として作ったものである。
他の部分、つまり大天使ミカエルの絵を含む1番上の絵全部は、1204年 第四回十字軍の略奪品だと考えられている。
1343年、ヴェネツィア共和国元首アンドレア・ダンドロは2つの部分を結合して、およそ1927個の宝石を散りばめた1個のゴシック枠細工作品にするよう命令した。パラ(pala。
15世紀、ヴェネツィアーノの外側のアルターピースは木のパネルに取り替えられ、現在に至っている。